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令和4年10月八日講が勤まりました

穏やかな天候の中で10月の八日講が勤まりました。天候にも恵まれ17人の方がお参りに来られました。

本日の布教使は神戸市、高福寺住職・藤末光紹師でした。見た目はまだまだお若く見えましたが、布教になると、慣れられた口調でゆっくりとお話を頂きました。聞いている方もしっかりと聴聞させて頂いた感じがしました。

腰骨を立てるという詩をご紹介されました。幼稚園や保育園で子供たちが合唱する歌のようです。内容は「下腹に力を入れて腰骨をシャンと立ててごらん。肩や胸に力を入れないであごを引きましょう。(中略)あなたのわがままに勝てる姿勢です。あなた自身を見直せる姿勢です。厳しい世の中をのりきる姿勢です。」
自分がご門徒の葬儀の導師をする際、腰骨を立てる姿勢になる。姿勢が正される。故人の方と対面しその方を思い出し、生前にどんな事を頂いたか、どんな事を教えて頂いたのか向き合って考えさせて頂く。本当に自身を見直せる姿勢であると言われました。
私も当に自坊のご門徒さんがの葬儀の際は、腰骨を立てる姿勢になります。そして色々な事を思いながらお勤めをします。頂いた御恩、教えて頂いた事、叱られた事。賜った様々な事を思い出し、それと私が向き合えているかなぁと考えさせて頂く。亡くなった方のためにお勤めをしているつもりが、腰骨を立てる姿勢になって自分自身を見直しさせて頂いておったんだなぁと思いました。