令和5年4月八日講が勤まりました
4月に入り、暖かい日が続いておりましたが、天候は少し下り坂で肌寒い日になりました。そんな中、14名の方がお参りされました。
本日の布教使は、大阪府高槻市、妙圓寺・葦名彰師でした。冒頭で、家族など大事な人が亡くなると右往左往してどうすればよいのか分からなくなる私達だが、実は亡き方から「今、何をすべきか考えよ」という問いかけを頂いているというお話をされました。色々な問いかけがあると思うが、一番大事なことは「宗(むね)の教えを聞いていけよ」という事である、と。
宗(むね)とは、この私が生きていく中での中心・柱となること。そういった教えに出遇い、聞いていくということが大事であるという事をお話されました。そういった歩みが、自分の都合ばかり考えている私の殻を破って下さる。辛い事、苦しい事ばかりの人生でも、その道を何とか歩んでいけるようになると。
最後にこのような言葉を紹介されました。
「私がご縁を頂くのではなく、様々なご縁が今の私を成り立たせている」
辛い事、苦しい事がそのままそれで良かったと思えるようになる。辛い事、苦しい事が拝めるようになる。諸仏となって下さる。
今までの辛い苦しい出来事や経験、今、悩んでいる事、苦しんでいる事、それらがこの私を成り立たせている、そのお陰で私が今、あるという事。そのような事って日頃なかなか考えないかもしれません。
そういった生き方が出来ているのか、自問自答しながら聞かせて頂きました。