令和5年度暁天講座が無事に終わりました

令和5年7月13日（木）～15日（土）の3日間にわたり、暁天講座が勤まりました。朝の6時半から晨朝が勤まり、7時からご法話がありました。朝早い時間にも関わらず、3日間で聴聞に来られた方が約150名程、ライブ配信で聴聞された方が約90名おられ、合わすと約240名の方が聴聞されました。

今年から新たな先生2名をお迎えして、お話を頂戴いたしました。

13日（木）は真宗興正派・参務、北岑大至先生が「願いの中に生かされて」という講題でのお話、

14日（金）は大谷大学・学長、一楽真先生が「三塗の黒闇ひらくなり」という講題でのお話、

15日（土）は勝友会・会長、中井賢隆先生が「背景を知る知恵」という講題でお話をいただきました。皆様、朝早くから熱心にご聴聞され、メモを取っておられる姿もありました。

私たち人間は、本当に自分の思い中心で生きています。自分の思いに叶えば良し、自分の思いに叶わなければ悪し。そうやって自分の周りを善し悪しで判断して生きている。そしてそれが何の疑いも無しに正しいと思い込んで生きている。
そういった私たちの在り方、生き方では必ず人生息詰まる。だって自分の思いに叶う人なんて、いるはずがない。自分の思いに叶う世の中なんてあるはずがない。

今回の先生方のご法話を聴聞させていただいて、改めてそういった私の自分の思い中心の根性が露わになった気がします。しかしながら、自分の思い中心の根性は死ぬまで消えないでしょう。聴聞して気付きをいただいても、日々の生活に戻るとまた自分の思い中心の根性が出てくる。
だからこそ、死ぬまでお念仏のお心をいただいて、仏法聴聞しかないなと思いました。「お前の生き方、駄目だぞ！」とはっきりと教えて下さる聴聞の場。こういった場を大切にしていきたいと改めて思わさせていただきました。

最後に、今回の令和5年度の佛光寺本廟の暁天講座も、様々な方々のご協力により無事に終えることが出来ました。改めて感謝申し上げます。有難うございました。