令和6年7月八日講が勤まりました!
7月に入り暑くなってまりましたが、19名の方がお参りをされました。
本日の布教使は、兵庫県の常福寺住職・日下貴行師でした。昨年も佛光寺本廟の八日講で布教を賜りました。
本日の布教は「有量」という言葉をご紹介いただきながら、どんなことでも量ってしまう私たちの在り方をお話いただきました。私たちは自身の周りや自分自身を量って生きています。この人は都合が良いから〇、この人は都合が悪いから×、そして自分自身の事も自分が思い描いていた姿だったら〇、思い描いていた姿と違ったら×、そんな生き方をしている。その中心は、「自分が大事」という無意識にある自分中心の心。
そういった自分の物差し(自分中心の心)で自分の周りを量っていくと、自分の物差しに合う事なんてないし、行きつくところは不平不満の愚痴ばかりではないかと思いました。
昔、子どもの頃に「天才バカボン」というアニメがありました。バカボンとは「婆伽梵」と書き、仏教用語で覚った人という意味があるということを教えてもらったことがあります。その天才バカボンに出てくるバカボンのパパ。このバカボンのパパがいつも言っている口癖があります。皆さんもきっと聞かれたことがあるはず。
「これでいいのだ!」
お話を聞かせていただいて、フッとそのことを思い出しました。何事にも量って生きている私。私自身、私や私の周りや環境、私の境遇に対して、「これでいいのだ」と言えているのか、自問自答させていただきました。