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令和6年9月度の八日講が勤まりました!

本日は日曜日ということもあり、40名もの方がお参りいただきました。

本日の布教使は、滋賀県草津市の昌蔵院住職・物部修道師でした。

本日は、元々の八日講の由来だと伝え来ております、佛光寺中興の祖・了源上人の月命日という事で、了源上人のお話をしていただきました。誰もが親鸞聖人という名前は聞いたことはあるが、了源上人というとあまり聞いたことがない名前かもしれません。

了源上人は滋賀県と三重県の県境にある、桜峠という所で賊に襲われ命を落とされたと伝わっています。その際に、自身の袖に
「吾死宿業 此のものを滅することなかれ 回心の気あり よく後生を教えべし」
と書かれた逸話をご紹介いただきました。私の死は宿業であるから私を殺した相手を恨むな。心を入れかえて仏教に帰依してくれることを願うという意味があるそうです。
私たちは、自身や家族がもし他人に何かをされて被害を被ったら、その相手を憎み仕返しを考えるかもしれません。何とか相手にも同じような苦しみを与えたいと思うかもしれません。

5年前に世間を騒がした京都アニメーション放火事件がありました。その放火事件で奥様を亡くされた方がおられ、その方のお母様が次のようなことを言われたそうです。「息子にはどうか復讐心だけを持って今後の人生を送ってほしくない」と言われたそうです。
この言葉を聞いて、すごく考えさせられました。貴重な時間でした。