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6月度八日講が勤まりました!

少し蒸し暑い日になりましたが、16名の方がお参りいただき6月の八日講が勤まりました。

本日の布教使は大阪市の浄方寺住職・門川崇志師でした。昨年も本廟の八日講でご法話を頂戴しました。

大阪にお住まいということで、大阪万博のお話をされました。その万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」であるとご紹介いただき、その「いのち」のことについてお話をされました。

「いのち」と言っても何か漠然としており、日頃じっくりと考えることもないかもしれません。

門川師がある仏教講演会で、スクールカウンセラーをされている僧侶の方のお話を聞かれたそうです。そのお話は、小学生に「いのち」の授業をして欲しいという内容だったそうです。事前に小学校では「いのち」のことについて、どのように教えておられるのか調べてみると、主に2つがあったそうです。
①生まれてきたことは尊いこと、すごいことである。自分のいのちを大切にしなさい。
②この私のいのちは様々な物に支えられて生かされている。感謝をしなさい。
確かにその通り。その通りなんだけれでも、1つ大事なことを忘れている!それは、必ず「いのち」は終わっていくということ。
学校ではデリケートな部分もあり、「いのち」は必ず終わっていくものであるということをなかなか教えられないのかもしれません。

私たちだって日頃の生活で「いのち」が終わることはなかなか考えません。考えようともしません。ただ、知人や大切な方が亡くなった時、「いのち」は終わっていくものであるということをヒシヒシと肌で感じます。ある意味、死を考えるご縁、死と向き合うご縁をいただいておるのかもしれません。

最後にこのようなこともお話されました。「死」を考えるとは「今、こうして生きていること」を考えることであると。
参拝された方々と共に、「いのち」について深く考えさせていただけた時間でした。有難うございました。