令和4年度・報恩講が勤まりました!
9月27日~28日の2日間にかけて真覚御門主御出仕のもと、佛光寺本廟の報恩講が勤まりました。昨年の報恩講は新型コロナウィルスの緊急事態宣言の影響で内勤めとなり、2年ぶりに勤まりました。
数日前から職員総出で準備をしてきました。本堂を大掃除して内敷をひき、仏花も報恩講仕様にして頂き五具足となりました。ご廟所の中を掃除したり、参拝者が駐車される参道を掃除したり、御門主が控えられる御殿を掃除したり、各々が頑張ってこの日を迎えました。何とか無事に終える事が出来ました。
布教の方は、高槻市の妙圓寺住職・葦名彰師にお願いをしました。報恩講ってなぜお勤めするのか丁寧に、また報恩講は最も重要な法要ですとお話を頂きました。葦名師のお話を聞かせて頂いて、昔私が子供の頃に自坊のご門徒のおばあちゃんがこんな事を言っていたのを思い出しました。「年に1回の報恩講は必ずせなあかん。家族総出で仏間を掃除し、仏具を磨き、綺麗に差布団を引いて近所のお参りの方を出迎える。そしてみんなで正信偈お勤めして、お説教を聞く。そんな日をお陰様でお迎えできる。有難い事だ。大事なお勤めやぞ。ちゃんとせなあかんぞ。そのように私は両親や祖父母から言われてきた」と。私の親の世代も祖父母の世代も、その上の世代も大事な法要として色々な準備をして報恩講をお勤めし、お念仏の教えを聞いきた。そんな繋がりや先人の思いを思うと、報恩講はやはり大事にしないとと改めて思わせて頂きました。