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令和5年9月八日講が勤まりました

平日ではありましたが、17名の方がお参りをされました。

本日の布教使は、滋賀県長浜市、光隆寺住職・木村正実師でした。

約10年ぶりに本廟にて布教をいただきました。今日は、仏教が教える人間の「ものさし」についてお話を頂戴しました。人間の「ものさし」の根本は、自分にとって損か得かという見方。すべての物事をこの「ものさし」で見ている。そしてそれは絶対に間違っていないと思っている。その在り方を邪見というと教えて頂きました。

邪見という私たちの在り方では、真実その物をしっかりと見ることが出来ない。その中で特に私たち誰にも訪れる「老・病・死」という物をしっかりとした形で見ることが出来ない。邪見の私たちでは、「老・病・死」は嫌な物、駄目な事だと捉えてしまう。それが煩悩に振り回されている私たちの在り方であるとお話されました。

阿弥陀仏の教えは煩悩を無くすという教えではない。煩悩は消えないんだけれども、煩悩に振り回されずに生きていける道を示して下さるのであると熱くお話いただきました。

邪見の生き方をしている私を改めて示して下さったと同時に、真実に気付けよ、自分の思いの世界から本当の大きな世界に出よという呼びかけを再認識させていただきました。ありがとうございました。