令和5年度・報恩講が勤まりました！

朝晩は少し秋の気配を感じるようになった今日この頃、真覚御門主御出仕のもと、厳かに佛光寺本廟の報恩講が勤まりました。10名の方がお参りいただき、共にお勤めを致しました。

本堂では、佛光寺派の声明で行譜正信偈の美しい音が響き渡りました。

布教の方は、草津市の仏照寺住職・藤林照信師をお迎えし、布教を賜りました。浄土真宗の御本尊である阿弥陀如来の本願、私たち衆生を平等に救いたいというお心についてお話いただきました。そのお心の中身は、決して私たちの都合を叶えるというものではなく、こんなどうしようもない私という人間が私のまま堂々と歩んで行ける世界に導きたいという事であるということを、ご自身のご門徒さんとの触れ合いを通してお話いただきました。

こんな私が私のまま歩んで行ける世界に出遇う。確かにそれが揺るぎない救い、本当の意味で私が満足して人生を歩んで行ける道なのかもしれません。人生を歩んで行くとはどういう事なのか、改めて考えさせていただける時間でありました。