令和5年11月八日講が勤まりました
気候が良い秋晴れの中、9名の方がお参りに来られました。
本日の布教使は、神戸市、長福寺住職・鹿嶋貴志師でした。皆さん、聞き入るように聴聞をされていました。親鸞聖人が仰った、善人と悪人のお話を頂きました。
①善人とは、私は自分の力でまっとうに生きてきた・そういった私は正しい人間であると思っている人。
②悪人とは、私は様々な方々のお陰で生かされてきた・そういった私は迷惑を掛けてきた人間であると思っている人。
この違いを教えていただきました。
人間誰もが、口にはなかなか出てきませんが、私は正しい・私は正しいと思っています。そして相手が間違っていると思っています。私たちが一日の中での一番話している言葉を紹介いただきました。
「そんでも、そやけど、あいつが、こいつが」だそうです。
私たちは本当の意味で、自分を問えない存在であるとお話いただきました。それを問えるのがお寺であり、聴聞の場であると・・・。
前に聴聞されていた方が布教後に、ぽそっと仰いました。「私の事を言い当てて下さっていた!」と。
この方は聴聞しながら、しっかりと自分を問われていたのかもしれませんね。本当に貴重な時間をいただきました(^^)/
有難うございました。