令和5年12月八日講が勤まりました
12月に入り、肌寒い日になりましたが、9名の方がお参りをされました。
本日の布教使は、東京、西徳寺・高橋淳師でした。今回、初めて八日講での布教を賜りました。布教は「往生」という事についてお話をされました。私たちが「往生」という言葉をイメージする際、必ずと言って良いほど人が亡くなった時に使う言葉ではないでしょうか。確かに、それは間違ってはいないのですが、親鸞聖人ゆかりの書物、歎異抄の言葉を使って少し掘り下げてお話を頂きました。
「往生」という言葉は「生き往く(いきゆく)」という形に置き換えられる。亡くなるという意味ではなく、新たな自分になるという事ではないかと教えて頂きました。昨日までの私を脱皮して、新たに今日の私を生きていく、生まれ往く事であると。
親鸞聖人の「往生極楽の道を問いきかんがためなりけり」という言葉をご紹介頂きました。生まれ往くという事を人生をかけて、問い聞いて生きていって下さいという事なんだとお話頂きました。
人生をかけて問い聞いていく。聞法の基本を教えて頂きました。