令和6年4月八日講が勤まりました!
春本番になり佛光寺本廟の桜が満開になった日、12名の方がお参りに来られました。
本日の布教使は、奈良県の心光寺住職・大山真人師でした。今回、初めて本廟にて布教を賜りました。
冒頭に本日は、4月8日で花まつりであるという事をお話頂きまして、お釈迦様が説かれた仏教についてお話を頂戴しました。仏教の目的は「成仏」であると。では成仏とは何なのか。「仏教は亡くなられた方が成仏するための教えであると思っていませんか?それは大きな間違い。この私が成仏する・仏になっていく教えが仏教です」と教えて頂きました。
そしてお経の「経」についてもご説明を頂きました。織物には経糸(縦)、緯糸(横)があると。経糸は絶対に変わらない糸で、緯糸が色々と変わり、模様を奏でる。お経も絶対に変わる事がない、不変の真実の教えであるという事をお話頂きました。
そして最後に、「恩」という言葉もご紹介を頂きました。我々は色々な恩を受けて生きている。「恩」の字の「因」という字は自分の命の元という意味があり、「恩」というのは、自分の命の元を考えて出てくる心であると教えて頂きました。自分の命の元を考えて、日々の私たちの生き方を考え直してみる。その姿こそ、私たちが仏に成る、「成仏」していく事なのかなぁと考えさせて頂きました。